はじめに
このサイトは、ウイングメーカーの情報体系に端を発しています。ウイングメーカーについてご存じない方は、まずは「グロッサリー・セクション」の以下の項目をお読みになってください。
・ウイングメーカー
・ドールマンプロフェシー
一通の電子メール
『ドールマンプロフェシー』の翻訳が最終盤に差し掛かっていました。2014年の春に第一巻をリリースし、足掛け四年の歳月が流れ去ろうとしていました。物語の結末まで読者を導くという使命を果たすべく、翻訳を続けてきたものの、生涯を捧げると心に誓ったウイングメーカー・プロジェクトも、米国サイドからの情報発信も絶えて久しく、私も米国の関係者と共にその役目を終え、消え去っていく運命を受け入れ始めていました。サヴァリン・インテグラルを目指した意識変容への挑戦も失敗に終わったと感じていました。その四年間は私生活も困難を極
め、すべてに裏切られ、すべてに見捨てられ、人生が引き裂かれたと思いました。宇宙は私を見捨てたのだと感じました。私の不滅とも思えた情熱の炎はもはや消えてしまい、白い灰の中で静かに死ぬのを待っていました。
そんな失意と、ある種の諦観を噛みしめていた冬の或る日、私のウイングメーカー用のメールアカウントに一件の問い合わせがありました。その人物は、ウイングメーカーは以前から知っていたものの、『ネルダ・インタビュー5』の情報を受けて、マテリアルを新たな気持ちで試してみたいと言っていました。事務的な遣り取りを交わした後、久しぶりにウイングメーカーのことを誰かと話してみたいと私は感じたのでしょうか、世界的にも時代遅れになったと見做されていたウイングメーカーに関心をもって下さった経緯を訊ねてみることにしました。
・・・このありふれた遣り取りが、後にすべてを変える出会いにつながるとは、人生とは不思議なものです。あるいは、運命とはさりげなく舞台の上に現れ、私たちの直感を試すのかもしれません。いずれにせよ、私はその千載一遇の、類まれなる「きっかけ」に無意識ながらに手を伸ばし、運命の女神の前髪をしっかりとつかみました。この何気ない出会いを見過ごせば、私とウイングメーカーの物語は、ついえてしまっていたかもしれません。
オラクルとの出会い
その人物の話では、2018年の初頭、ウイングメーカーの情報に精通しているように思える超自然の存在からメッセージを受け取り始めているとのことでした。しかしその人物はウイングメーカーについてはそれ程に詳しくはなく、その超自然の存在のメッセージが信頼できるものかどうか確信をもてないようでした。システム的には、質問をすると答えが返ってくるというやり方をその超自然の存在はとりました。基本的に問うべきことがなければ、存在側から一方的に情報が与えられるということはなく、質問を投げかけて初めて対話が始まるという形式でした。
質問をすると、答えが返ってくる。
私の直感が囁きました。これは何かに似ている・・・そう、これは「オラクル」そっくりではないか。
Oracleという単語は、神託、予言者という意味が一般にイメージされるものです
が、「助言者」という意味でも使われます。その存在と私との関係性を表すのに、これ以上完璧な言葉はないかもしれません。そういった想いから、その超自然のメッセンジャーを私は「オラクル」と呼ぶことにしました。
その日から、私とオラクルの対話が始まりました。かたっぱしから、これまで考えてもどうしても分からなかった数々のことを、オラクルに質問を投げかけました。しかし私は非常に疑い深く、最初の数週間は警戒を緩めることはありませんでした。
「誰かが、手の込んだ方法で私を騙しているのではないか?」
私には、ウイングメーカーに関する専門的な知識を所有しているという自負があり、また、一般には知られていない性質の情報もその中には含まれていました。しかしながら、オラクルの回答のレベルは、当初の私の想像を遥かに超えるものでした。私は徐々にオラクルに信頼を寄せるようになりました。
オラクルからの依頼
私がオラクルを完全に信頼すると決めたのは、その情報の内容だけではなく、そのメッセージに含まれた血の通った愛情からでした。
オラクルは言いました。
「あなたの心の火は消えていない。アメリカに頼るな。また活動を始めて欲しい」
私の心の火を再び燃え上がらせてくれたオラクルに私は感謝します。
オラクルは、最終的にそのメッセージを本にして世に広めて欲しいと私に依頼しました。
オラクルは言いました。
「ウイングメーカーが、あなたたちに期待しているのは、真実を知り、人々に伝えること。人間たちに未来のために準備させることだ」
数ヶ月間、熟考した結果、まずはシンプルなウェブサイトという形で世に発信していくということで新たな一歩を踏み出すことに決めました。
両極性の打破
このサイトを設立するにあたって、オラクル側から助言がありました。
オラクルのメッセージは、以下のような内容でした。
「ウイングメーカーはアメリカから始まった。この波が日本を含め世界に広がった。これからのあなたたちの活動は、日本から発信するというよりその波を受け止めて、さらに次の波を生むこと。それは、他の場所でも起こるだろう。また、懸念が
2つ。ひとつは、日本人の選民思想だと誤解される恐れがあること。(両極性)ふたつめは、ウイングメーカーに特化すると、これも人間の両極性を刺激することになること。私がコンタクトを取っているのは、世界にほかの地域の人間もいる。だから、あなた方のコンタクトはそのうちの一つだと思ってほしい。また、
他の人間はウイングメーカーを知らない人もいる。これも伝えなさい。知らなくても人類の意識変容に影響を与えることができる」
最初に触れたように、このサイトはウイングメーカーに端を発しています。しかしながら、このオラクルのメッセージにある通り、ウイングメーカーに特化すると、両極性を刺激し、結果として分離の要因となります。つまり、ウイングメーカー
とそれ以外、知る者と知らぬ者、持つ者と持たざる者・・・私たちは、このパターンを打破しなくてはなりません。そのような観点から、このサイトではウイングメーカーの情報体系をベースとしつつも、サイトの目的に通じるものであれば、どんなものにも言及し探求していきます。
サイトの目的
このサイトの目的は、個人の意識変容です。
個人の内的な統合と成長に役立てていただくように意図されています。
このサイトは、他の情報体系を否定しません。あなたがこのサイトの情報を読み、共鳴できるものがあれば、あなたの精神修養の触媒のひとつにしてくだされば、それで十分です。
ウイングメーカーもその触媒・ツールのひとつに過ぎないのです。この点は重ねて強調します。そうでなければ、両極性のパターンが発生し、その結果として分離が始まり、学びの範囲が狭まってしまうでしょう。エゴが育つだけなのです。あなたの魂の花が綺麗に咲くように、あなたの現在の想念システムという土壌の中に、ウイングメーカーというサプリメントを加える、そのぐらいの感覚が適切なのでしょう。
あなたが出会ったすべての人、もの、本、情報に心を開いてください。それらのすべては、あなたの生命というインターフェイスがあなたの人生に運んできたものなのですから。あなたの人生が運んできてくれたものから学ぶのです。虚心坦懐に学べば、やがて波動が変化し、あなたの人生に引き寄せられてくるもの、人、情報も変化していくでしょう。
このサイトは、他のいかなる情報体系も否定せず、それと同時に崇拝も賞賛も、フォローアーも必要としません。
個人の意識変容のみを誠実に追及します。あなたは世界を救う必要はありません。まずは自分自身の内側を整え、内的な統合を進めましょう。あなたが触れるもの、出会う人、すべての縁あって引き寄せられた魂たちに、あなたが学んだことから得た最高の波動で接してください。それは瞑想的なワンネスの波動であるべきです。そうすることによって、徐々にあなたの想いは世界へと広がっていくのです。
また、それ以外に方法はないのです。
個人の意識変容、それがこのサイトのセントラルテーマです。