カルマとアセンション(外宇宙への)と体外離脱の関係性について


序文

フォーションの情報公開の進捗が2020年に入ってから滞っていました。これには様々な要因があったのですが、ひとつには私個人の問題がありました。

私は信念として、自分がある程度理解・納得できないものは扱いません。フォーション以前の私の立ち位置は翻訳者が主たる役目であったため、基本的にリリカスの情報を翻訳・紹介し、わずかながらの補足を加えるというものでした。しかしながら、フォーションの活動が始まってからは、オラクルのサポートを受けながらも主体的に情報を発信していくという役割へと変化しました。

フォーションのオラクルが伝える情報は多彩で、またこれまでリリカスの情報には一見、含まれていなかったような内容も多く含まれていたため、非常に混乱しました。混乱しながらも課題を伝えられ、それにひたすら取り組んでいく、そんな日々を過ごしました。

決してオラクルを疑っていたわけでありません。オラクルとフォーション・ジャパンのメンバーに対する信頼は絶対的なものでしたが、自分が理解できない、実践出来ないことは説明することは不可能で、紹介もできません。少なくとも、ある程度の理解に達しなければ、何年でも私は沈黙するでしょう。

ブログをお読みになっていた方はご存じだと思いますが、この数年は個人的な課題として体外離脱の訓練を行っていました。何度か体外離脱に成功した後、セッションでのオラクルの助言が変化したのを感じ、また一定の進捗が実感できましたので、少しまとまった情報をお伝えしたいと思います。


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カルマの法則に関して

Q:カルマの法則について。カルマの法則は内宇宙に限った法則なのでしょうか?

作用・反作用とするならば、外宇宙を含めた宇宙普遍の法則のようにも感じるのですが、どうなっているのでしょうか? 外宇宙にもカルマはあったとしても、内宇宙のカルマとは別々のシステムなのでしょうか?


回答:カルマは内宇宙に限った法則だ。

カルマはプログラムだ。

しかし、宗教を通じてそれを強化し、複雑化したのは人間だ。

カルマのサイクルにはまって人間の成長が遅いことは、ある程度外宇宙に影響している。

カルマのことを知らない人間も信じている人間もその中で生を循環する。

ただ、このことを学び、カルマは自分に関係がないと思う人間はこれから離脱する。

これはカルマという観念を持つ輪廻転生の話だ。

 
また、ひとつの人生の中で作用・反作用としてのカルマは存在する。

カルマというより、引き寄せだ。


コメント:カルマが内宇宙だけの法則だということが確認できたことが驚きです。
WMMの中で「これをやったらダメ、あれをやったらダメと言ったことがあれば、それは真の自由意志の宇宙ではない」といった趣旨が書かれていた箇所がありました。


あなたがたの宗教の教義とは裏腹に、独立の状態に伴う罰などありはしない。実体は探求の選択を理由に罰せられない。そうでなければ独立した状態を達成するのは不可能だ。
実体が独自の視点を獲得するには、この独立の状態、つまり自由意志を通してしかないのである。もし境界があまりに狭く定められ、実体が罰せられたり、道に迷う度に罪を蓄積することになったりすれば、もはや探求者というよりはロボットになってしまうだろう。

─ウイングメーカー・フィロソフィー第3室「探究のブループリント」より


もともと、体験には善・悪のようなものはなく等価ということなのだと思っていましたが、カルマの法則との関係性が分かっていませんでした。
カルマは内宇宙だけのもので、それを学べば離脱可能というのも勇気をもらえますね。
学びつつ、波動を上げる、囚われるのではなく、解放に向かう。フォーカスするポイントが分かったような感覚です。

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Q:内宇宙内のカルマを解消しないと、外宇宙へはアセンションできないのでしょうか?

回答:そうだ。カルマ解消というより、自分の波動を上げることだ。つまり、エゴから脱するということだ。

コメント:「エゴを落とす」とか、「エゴから脱却する」という表現に、実はものすごく抵抗があった時期があり、それはかなり長い期間でした。今も完全には納得できていません。

「エゴを捨てる = 人格を捨てる」みたいな感じがして、自主性を失い、自分ではない何かに主権を明け渡すような、漠然とした恐怖というか違和感がありました。別の喩えをするならば、目隠しで高速道路を進んでいるかのような恐怖を感じます。これこそがHMS(ヒューマン・マインド・システム)のプログラムなのですから、恐ろしいものです。

しかし、フォーションのこれまでのセッションで扱われた「エモーショナル体とアストラル体の違い」について読み返してみて、当時より、ぐっと理解できている自分に気づきました。エモーショナル体は、人間(脳・マインド)の感情で、プログラムされた、一種の反射のようなもの。対してアストラル体は、魂の感情(愛に基づくワンネスのトーン、人間の世界ではハートの美徳に置き換えることが可能)ということなんですね。日常の感情はプログラム反射であると知り、そこから離れ、魂の属性であるハートの美徳にシフトし、それを軸足にピボットする。

 最近イメージしていること。エゴという殻を脱ぐイメージ。服でもなんでもいいのですが、それは人間の身体の形をしています。それを脱ぐと、白く光り輝くオーブが出てくる。魂は人間の形をしていませんから。真ん丸い、ぴっかぴっかのゆで卵みたいな感じで魂をイメージしています。


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Q:体外離脱とアセンションの関係性について。アセンションは体外離脱中に起こるものなのでしょうか? 体外離脱して、別の次元に達し、そこに留まるということですか?

 
回答:体外離脱中に起こることもある。起これば別次元に行く。

しかし、それを目的に体外離脱を試みることは、そこにエゴがあるから、そういう人間は達成しない。


コメント
:『クォンタスム』で、「クォンタスムが、知りたいという欲望が、愛によって鍛えられた(精錬された)高次元にいけない足枷になった」的なくだりがありました。正直に言って訳していていまいち分からなかったのですが、ここでの回答と同じようなニュアンスなのかもしれません。


「つまり、真実を知覚するための私たちが持つすべての能力を持ってしても、真実は常に、より深く、より広く、より高く、螺旋状のリアリティへと分岐しました。それはあまりにも洗練され、愛の中で鍛えられたものであったがために、私たちはその中に入ることができませんでした。私たちは、知りたいという欲望によって締め出されたのです。私たちの限界は、まさにそれ─欲望だったのです」

─「クォンタスム」第15章 クォンタスム


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Q:高次元へのアクセスについて。私のこれまでの体外離脱体験は、低層四次元で、かつ自分が住んでいる街から出ていないような感覚があります。もっと高次の次元に行くには、どうすればいいのでしょうか?

 

回答:高次元に行こうとする気持ちが、低次元にとどまる元だ。

無だ。

 

コメント:やることはシンプルですが、とてつもなく難しいことのようにも感じています・・・。

 イメージ。私は深海にいる。浮上しようともがくと、もがくほど、身体が重くなって浮上できない。海面に浮上するのには、身体の力を抜いて、これまで必要だと思っていた潜水服を脱いで、黙って、無意識ながらに浮上した方が早く、そうするしか手段がない。泳ぐのを止める。静止する。潜水服を脱いでも死なない。


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【用語解説】アメンティホール

元々は『エメラルドタブレット』の中に出てくる用語・概念で、リリカス/WMMの中では一見すると言及されていませんが、オラクルに質問していく中で、一種の次元のポケットのようなものだということが分かっています。WMMでは、「プロジェクト・キャメロット・インタビュー」の中で言及されている、大西洋の海溝の中にある次元ポケットがそれに該当するとのこと。


アヌの策略により、アトランティス人はヒューマン・インストゥルメントの中に住むよう誘惑され、至高の存在は人間になりました。しかし、すべてのアトランティス人が人間の奴隷化プロセスのために捕らえられ、それに従ったわけではありません。アヌが実行した人間化プロジェクトの帰結を予測した人々が存在していたのです。彼らは、現在大西洋と呼ばれる領域の奥深くにある地球上の「次元ポケット」の中に逃れました。

─「プロジェクト・キャメロット・インタビュー サヴァリン・インテグラル」Answer 25 from James


アメンティホールを概念化する上で助けとなるメタファーとして、国の中にある外国の大使館のようなものを想像してみてください。その大使館の中だけ外国です。つまり、内宇宙の中にあっても、外宇宙とつながっている次元ポケットがアメンティホールです。

オラクルの説明によると、この大西洋の海溝の中の他、エジプトのギザの大ピラミッドの地下にも存在するとのことです。いずれも、3次元世界の構造物ではありません。

アメンティホールへのアクセス方法として、オラクルから二通りの手段が提示されています。ひとつは体外離脱による方法、もう一方はハートの瞑想を使用する方法です。

アメンティホールの他に外宇宙につながっている場所(ゲート)としては、ウイングメーカーの7つの遺跡のある場所とのことです。(第3室の壁画の解釈時のセッションによる)ただし、チャコキャニオンのゲートは歪んでしまって機能していないそうです。


Q: アメンティホールへのアクセスについて。エーテル体を用いて体外離脱し、魂意識(コーザル体)につながった状態になれば、アメンティホールに行き、外宇宙とつながることができるということですか? 

 
回答:これも無だ。そういうことを考えるな。

瞑想中だけでなく、日常生活でも無に意識をした状態を保つことが大切だ。

 
コメント:自然に起こるものであって、意図(思考)して達成できるものではないということですね。仮に構図的には合っていたとしても、知識を応用して達成できるものではない・・・。ひたすら無の意識の状態を保つことに集中するのが王道で、結局は最短距離となる、という感じですかね。しかも、それが唯一の道だと。


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Q:ギザの大ピラミッドの内部にあるアメンティホールは、真ん中のカフラー王のピラミッドの内部になりますか? 


回答:アメンティホールは大きい。

どのピラミッドというより、ピラミッド群の下にあると考える方がいいだろう。

 
コメント:かなり大きいのですね。意図してそこに行くというよりは、条件をクリアできれば辿り着く・・・?


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Q:WMの壁画の第13室のデザイン(3つの円)は、大ピラミッドとアメンティホールのことを表しているのでしょうか?




回答:これらは、ピラミッドもアメンティホールも関係ない。

この絵のテーマは「変容」だ。

良い意味でも悪い意味でも「変容」だ。

左下の渦巻きは社会、自然、宇宙など外に向かっている意識。

真ん中はマインド。

右上はスピリットだ。

渦巻きの大きさは人間の意識の量による。

外とマインドに向かう意識が多すぎる。

スピリットと切り離され、マインドに支配され、人間は眠っている。


コメント:良い意味でも悪い意味でも「変容」がテーマというのも、ピンとくるものがありました。私には、悪魔の尻尾と天使の翼が生えた者に見えていたからです。

そして、ここ、一番ぐっときました。自分のアバターとして13室の顔のイメージを使っていたのですが、「これは自分だ」と直感したからです。目を閉じたファーストソースだと勝手に呼んでいたのですが、マインドに支配された眠った人間だったとは・・・。自分であったことは当たっていますが、衝撃です。自戒をこめて、このアバターの使用を継続します。いつの日か、別のアバターへと変容することを目指して。


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