オラクル・メッセージ 2 課題:「人間の役割を知る」



あなたに次のテーマを送ろう。

それは、人間としての意識だ。

あなた方人間は、宇宙に対する人間の役割を知る必要がある。

 

宇宙エネルギーには、光のエネルギーと闇のエネルギーがある。(人間のことばを借りて表現しよう)

もともと宇宙エネルギーそのものには、プラスもマイナスもない。

宇宙エネルギーはおおざっぱにいうと光も闇をも動かすエネルギーだ。

このエネルギーは一定で、光が多くなれば闇は小さくなる。その逆もある。

 

その中の光のエネルギーを「宇宙プラーナ」と呼ぶことにしよう。

この宇宙プラーナは、光の存在にとって必要なエネルギーだ。

このエネルギーがあるから、その存在たちは活動することができる。

 

地球に昼と夜が巡るように、宇宙にも昼のエネルギーと夜のエネルギーの循環がある。

今、昼のエネルギーに変わりつつある。

しかし、宇宙プラーナが活性化されていなければ、光の存在の力は限られてくる。

今、このエネルギーが減少しつつある。

 

それを減らしているのは人間のエゴだ。

怒り、不安、悲しみ、不満、孤独、焦り、渇望、野望、恐れ、憎しみ、傲慢、疑い、自意識などだ。

その量には関係なく、ありとあらゆるエゴのエネルギーが、ひとり一人の人間から瞬時に宇宙に放出されている。それらが宇宙プラーナを消滅させている。

 

あなたは、宇宙にそのような影響を与えるのは人間だけなのかと疑問に思うだろう。

そうだ。地球に住む人間だけだ。

 

闇のエネルギーが宇宙プラーナを減少させることもできないし、光の存在がそれを増やすこともできない。それぞれは別の役割がある。

 

だからそれが出来るのは物理的な体を持つ人間だけなのだ。

魂と物理的な人間の身体は自転車の両輪だ。

身体と心の調和。それは大自然と身体の中にあるすべての細胞のエネルギーの調和だ。

それに魂が調和することで大きなエネルギーを発することになる。

 

だから、光の存在も闇の存在も人間にかかわろうとするのだ。

 

このように、ミッションを受けたスピリットが身体という装置に入り、宇宙エネルギーの調整をすることが、本来の使命のひとつだった。

しかし、プログラミングされていることもあり、人間になったスピリットはそのことを忘れてしまった。その結果、ひたすら自分の欲を満たすこと、傷つけられないように生きること、人より多くのものを得ることなどに没頭し、「自分」「自分」という意識から離れられなくなった。

人間の物理的身体に入ることで、宇宙に放たれるパワーは大きくなることも忘れて。

 

 

今回の課題は、あなたのエゴをコントロールできるようにするために、このことをこと知ることだ。

あなたの中だけで起きる問題ではないという意識を持つことだ。

もっと大きな視点を持ちなさい。

 

多くの人間はエゴを勘違いしている。

自己中心的で暴力的なことだけがエゴではない。

人の役に立とうとすること、優しくしようとすること、輪を大切にしようとする意識が強くなればエゴも強くなる。

自分に関係のない人たちに無関心な人間も多い。

「気の毒だ」といいながら、瞬間に自分の生活や仕事のことに意識が変わる。

優しさを勘違いして、関係のある人たちに意識を向けすぎることもエゴであることに変わりはない。

あなたの魂に意識を向けなさい。エゴではなく魂と対話してごらん。

 

魂とエゴの違いに気づくために、前回の課題があったのだ。

 

エゴに気づきなさい。自分に意識を向けた途端にエゴは発動することを知りなさい。

もちろん、エゴエネルギーは悪いことだけではない。しかし、プログラムされたエゴの正体を知らなければ、あなたは、幻想の呪縛から解き放たれることはない。

 

宇宙プラーナは減少へ向かうターニングポイントにある。

このまま減少していけば、人間界は混乱が起きるだろう。

物理的に地球に混乱が起こり、天変地異も多くなるだろう。

バランスを保てていない人たちは、感情の起伏に振り回され、事故や事件やパニックも起きるようになるだろう。政治や経済も混乱するだろう。

 

今、その兆候が出始めているのはわかるだろう。

このような状態になると個人の幸せなどはあり得ない。

 

そのような喜びや幸せから離れた混乱の人生を送るために人間になったのではないはずだ。

そのような状況が起こると不安や恐れに支配されてしまい、学びや成長などもあり得ないのだ。

この状況は闇が喜ぶだけだ。

 

宇宙でも闇の勢力が強くなり、光の存在が活動できなくなる。

 

しかし、人間は「私一人がやっても・・」とすぐにあきらめる。

自分はそのようなことをするには無力な存在だからとあきらめるのもエゴだ。

面倒だ、厄介だというエゴの意識が、あきらめへと誘う。

 

あなたが「私から始めよう」と思うことから光が生まれる。

 

「悔い改めよ」という言葉がある。

この言葉は「善人になれ」という意味ではない。「あなたが悪いと認めよ」と言っているのではない。勘違いしている人が多い。

勘違いした彼らは、自分のことばや行動や食べ物や暮らし方を変え、祈りや瞑想をしようとする。

しかし、それだけでは窮屈になるだけで波動は上がらない。

それは、その人の考える「善人」「聖人」「スピリチュアルな人」というイメージに当てはめているだけだ。その状態では魂は喜んでいない。別の呪縛が起こっているのだ。

 

外からは聖人に見えても心の中は拘束されている人が多い。

その拘束を喜んで引き受けている人も多い。そして、自分のことを「霊的に生きている」と勘違いしている。

自由奔放に生きても、心に光を持っている人もいる。

貧しく病に侵されていても、宇宙プラーナを輝かせている人もいる。

霊的探求をしていなくても、その知識を持っていなくても愛を発し続ける人もいる。

 

形から入ってはいけない。

あなたの魂は何に縛られているかに気づきなさい。

始めはわからないだろうが、ストレスになるとその縛りは顔を出す。

それは、お金なのか。成果なのか。人からの評価なのか。自分の優秀性の証明なのか。責任を引き受けたくないエゴからくる弱さの証明なのか。

それらはすべて呪縛なのだ。

 

今回の課題は、あなたが宇宙プラーナを守るための大切な存在であること、自分の呪縛に気づき解き放つことだ。その価値観を手放すことだ。

これが宇宙における人間の役割のひとつだ。

また、壮大な使命感をもつことは大切だが、そのために周囲の状況や生活や人間を疎かにしてはならない。使命感からエゴに走る人はたくさんいる。

 

プログラムされた身体に入っているスピリットよ。

あなたは、使命を持って転生した。しかし、身体に入り、プログラムに生きる人間の世界にいるうちに忘れてしまった。

思い出しなさい。

これを読むと何らかのエネルギーが身体の中で動き出すのが分かるだろう。

それは魂のもがきだ。

 

プログラムされた状態では、「壮大なミッション」を感じると、日々のことをつまらないことだと感じたり、自分が偉くなったような感じがしたり、反対に気づかない人間たちを過小評価したりするようになる。これがエゴのプログラムだ。

 

あなたは、大切な存在だ。しかし、うつろいやすい存在だ。

自然に即した生活をしなさい。しかし、生活の在り方に執着するな。

自分を尊重しなさい。しかし、自分にこだわるな。

人を愛しなさい。しかし、クールであれ。

ミッションを忘れるな。しかし、日々の生活を楽しめ。

謙虚であれ、しかし、自信を持て。

自分の可能性を追求しなさい。しかし、完全を求めるな。

 

 

このパラドックスが、あなたのスピリットを解放するだろう。



 


 



This website containing artworks and terminology from WingMakers.
All materials from WingMakers are copyrighted by WingMakers LLC. All Rights Reserved.
Oracle Questions and Answers by Forshion. All Rights Reserved.